ジョインヴィレ (Joinville)
ジョインヴィレの地域の最初の住民は、グアラニー族だった. 1851年3月9日、ドイツ系移民とスイス系移民によってジョインヴィレ市が創設された.
ドイツ系ブラジル人の町とみなされているが、市の名前はフランス語のジョアンヴィル(Joinville)に由来する. 町の名前は、以前はブラジル皇女フランシスカにちなんでドーナ・フランシスカ市(Dona Francisca)と呼ばれていた. 彼女は1843年にフランス王ルイ・フィリップの三男ジョアンヴィル公フランソワ・ドルレアンと結婚したために、1851年に市名もポルトガル語読みのジョインヴィレに変更されたのである.
ジョアンヴィル公夫妻がこの土地にやってきたことはなかったが、ジョインヴィレの土地の一部はフランス王家とブラジル皇家の結婚祝いとなり、1870年頃には夫妻の名前を冠した王宮が建てられた. 1851年、ジョアンヴィル公フランソワは自身の財政逼迫のため、南ブラジルに持つ自身の土地の大半を、ドイツ人執政官マティアス・シュローダーへ売り渡してしまった. シュローダーは『ハンブルク移民協会』の一員で、この地域へのヨーロッパからの数千の移民を奨励することとなった. 1851年、最初の移民として118人のドイツ系とスイス系移民、同じ年に74人のノルウェー系移民が到着した. 1900年代までに、移民協会はその役割を終え、およそ3万人のドイツ系移民がジョインヴィレに入植した.